かくれ里

月曜日, 12月 31, 2007

回顧

 今年も今日で終わる。我が家ではこの一年間、大きな出来事もなく無事に過ごすことが出来た。孫たちも健やかに育ってくれている。家族全員が病(やまい)知らずで結構な一年だった。

 世界中の各地では、相変わらずテロによって多くの命が失われている。地球温暖化のことも大きな問題だ。中国やインドのように、急激な経済発展によって世界中の経済が大きく変動している。来年は世界情勢にも注目する必要があるだろう。

 一方、国内ではさまざまな出来事があった。何となく殺伐としていて気持ちが滅入ってしまうような事件が多かった。食品偽装なども明るみに出て、企業の姿勢が問われた一年だった。

 政治の世界では、安倍内閣から福田内閣に変わったが、衆参逆転のねじれ国会で審議は一向に進まず、ここでも税金の無駄遣いがされているように思う。

 先日、大阪市の市長選挙が行われ、新しい市長が誕生した。大阪市の慢性的な赤字を果たして改善してくれるのだろうか。来年は知事も変わるが、新しい知事と市長で住みやすい大阪にして欲しいと望む。

 宮崎県の知事選挙では、タレントの東国原氏が立候補して当選。今年の流行語大賞にもなった「どげんかせんと いかん」を掲げて、自らも率先して宮崎県のPRに奔走して県のイメージを高めた。これによって県庁職員の士気も大いに高まったと聞く。大阪府・市の役人たちもそうなって欲しい。

金子みすゞ


 それでは今年も金子みすゞで締めくくることにしよう。

土曜日, 12月 29, 2007

第九


  今年の年末もベートーベンの第九を聞くことが出来た。毎年この頃になると各地の演奏会でこの曲が演奏される。NHKのハイビジョン放送でもN響の特別演奏会の模様が放送された。録画しておいて、昨夜ヘッドホンをかけて視聴した。

 どのジャンルの音楽でも好きだが、若い頃からクラッシックは好んで聞いている。アナログのレコード盤は数十枚持っているだろうか。とはいえ、好きなだけで本当は音楽のことは何も分かっていないのだが。

 それでも気持ちを落ちつかすにはクラッシックがいい。若い頃は演奏会をよく聞きに行った。商売を始めてからは殆ど行く機会がなかったが、時間が出来たら又聞きに行きたいと思う。

 もっとも、最近はテレビやAV機器が進化したので、わざわざ演奏会場に行かなくても、自宅のリビングで、居ながらにして、大画面の高画質で高音質の映像や音声が楽しめるようになった。いい時代になったものと思う。

木曜日, 12月 27, 2007

自爆テロ


 パキスタンの女性政治家のブットー元首相が、暗殺されたとの臨時ニュースが入った。ドバイに滞在していた彼女は、統一選挙のためパキスタンに帰国して帰り咲きを目指していた。

 パキスタン現大統領のムシャラフ氏は、政敵の再任を阻止するためにあらゆる手立てをくわだていた。ニュースによると、選挙集会に参加中に自爆テロが行われ、混乱に乗じて射殺されたとの事だ。

 世界情勢についてはニュースなどで断片的なことしか知らないが、イスラム諸国では、度々自爆テロがあって、尊い命が失われている。一体どれだけの犠牲者が出ているのかと思うと心が痛む。日本で暮していて、改めて平和のありがたさが、身にしみる思いである。

火曜日, 12月 25, 2007


 今年はテレビのニュースで企業のトップが頭を下げている姿を良く見かけた。一連の食品偽装が発覚した企業のダメージは想像を絶する。これらは氷山の一角かも知れない。

 日本漢字検定協会が毎年「今年の漢字」を募集する。今年も12日に京都清水寺で披露された。今年は偽装の「偽」に決まったようだ。年金問題や防衛省の汚職事件などもあり、国民がだまされた格好である。

 昨年の漢字は、「悠仁さま」のご誕生などがあって、「命」が選ばれた。しかし、今年は暗い世相を反映して、このような事になったのだと思う。

 「偽」は人偏に為と書く。「災い転じて福となす」ではないが、来年はお互いが、人のためを考える事が出来るような世の中に成れば良いと
考えるのだが・・・・・

日曜日, 12月 23, 2007

連休

 今日・明日は連休で閉店する。12月に連休をするなど、数年前なら考えられなかったことだ。今年は何かと忙しいのでオープンしようと思っていたが、専従者(Wife)の反対で閉めることにした。

 もっとも、店は閉まっていてもやることはいくらでもある。今日は午前中に、請求書の作成などをしていた。午後からは年賀状の作成に取り掛かった。例年なら、とことん押し迫ってからでないと出来ないのが、少しだけ早く出来そうだ。

 年賀状は、毎年「筆まめ」ソフトの新しいバージョンで作成しているが、今年のVersionは18だ。「筆まめ」は、Ver.5の頃から使っているが、Version Upごとに便利になっている。反対に値段の方は安くなっている。

 連休二日目は年賀状を書き上げ、雑用を片付けたりして、一日が潰れてしまうだろう。そうそう、正月用品の買い物に連れて行けとも言われているし。

土曜日, 12月 22, 2007

冬至


 今日は冬至。「冬至 冬中 冬初め」と言われるように、本格的な冬の準備の日でもある。

 この日はカボチャを食べる。カボチャを食べると魔よけになって、中風や風邪にかからないと言う。
 

 夜は柚子湯に入る。柚子を二つないし四つに切り、さらしを縫った袋に入れて湯船に入れると体が温まりひびやあかぎれにも効く。「冬至の柚子湯に入ると無病息災」といわれている。(我が家ではあまりやらない)
 

 玉出の生根神社では、毎年「こつま南瓜まつり」が盛大に執り行われて、善人善女にカボチャが振舞われる。

金曜日, 12月 21, 2007

ねんきん特別便


 宙に浮いた5000万件もの年金記録問題だが、全国民に対して、照合のための「ねんきん特別便」の送付が始まった。内容についての問い合わせが殺到していると言う。
 
 それにしても、これに費やすお金は果たしてどれぐらいかかるのだろうか。すべて国費でまかなうことになるのだが無駄使いではないだろうか。

 元はと言えば、社会保険庁の怠慢から発生したことだが、余りにもお粗末である。社保庁は厚労省の外局である。幹部は厚労省の出向者で占められ、2年ほどで本省に戻るから「事なかれ主義」が横行している。一般職員も殆どが自治労系の労動組合員で占められていて、社会保険事務所の現場を仕切っていて民間企業では考えられないような労働協定が結ばれていた。このようなサボりの蓄積が「5000万件」を生んだのであろう。

 しかし、5000万件の壁はあまりにも高かった。枡添大臣は、ついに来年3月までの記録照合作業のギブアップ宣言をした。5000万件のうち今後解明が必要な記録は40%近くに及び、全体の18.5%は統合困難であるという。

水曜日, 12月 19, 2007

思惑

 今年もあと僅かになったが、薄型テレビの売れ行きが好調である。しかし、メーカー各社は製品価格の下降によって利益が上がらず苦しんでいる。

 日立製作所の2007年9月中間期は500億円の営業赤字になったようだ。報道によると、日立製作所と松下電器とキャノンが薄型テレビ事業で手を組むことになったそうだ。

 松下は、大画面テレビはプラズマで一本化してきたが、液晶テレビのラインアップをそろえるために、キャノンは有機EL技術を持つ日立と組むことによってディスプレー事業進出に歩を進めることが出来る。又、日立は3社提携によって液晶製造関係の出資規模を縮小できる。このようにテレビ事業に対しては三社三様の思惑があるからだろう。

 これで、国内の液晶テレビ事業はシャープ、ソニーとの3陣営に分かれることから、今後は、他の薄型テレビメーカーを各陣営が取り込む動きが活発化しそうだ。

火曜日, 12月 18, 2007

健康長寿の条件


 健康のためなら死んでもいい!? とんでもない話である。人生の究極の目的が健康になっていないだろうか。私たちは健康で長寿を求めています。しかし、人生の目標は健康ではなく幸せに生きることだと思う。人生を幸せに豊かに生きるために健康と言う手段があるのだろう。

 今までにも、このブログで何度か書いたと思うが、NHKラジオの朝の放送に「健康ライフ」と言う番組がある。勉強になるのでよく聞いているが、最近は健康長寿に関するテーマが多い。今週は「高齢者の健康感と健康長寿の条件」と題して、桜美林大学大学院の柴田教授の話である。この先生の話は分かりやすい。執筆された本も何冊か持っている。

 話の内容は大体理解できて、自分が実践していることと余り差がないようだ。と言うことは、今の生活を続けておれば健康で長生きが出来るように思う。70年近く生きてきて大きな病気をしたことは無いが、今の体調が最高の様だ。これからも柴田先生のお話を参考にして毎日の生活を実践して行こう。

木曜日, 12月 13, 2007

グリーン電力

 風力、太陽光、地熱、バイオマスなどの自然エネルギーで発電された電力を「グリーン電力」と言う。自然エネルギーであっても大規模なダム発電のような大きな環境負荷をもたらすようなものは対象としない。このようにして作られた電気は、電気そのものの価値とは別に、化石燃料削減やCO2排出削減等の価値をもっている。これを「環境付加価値」と呼んでいる。この「環境付加価値」を電気と切り離して、「グリーン電力証書」という形のシステムがあるようだ。

 この証書を保有する企業・団体は、記載されている発電電力量相当分の環境改善を行い自然エネルギーの普及に貢献したことになる。自分で発電設備を持たなくても自然エネルギー(環境付加価値部分)を利用でき、地球温暖化防止につながる仕組みとして関心が高まっている。

 グリーン電力は一定規模以上の企業や団体でなければ購入できないが、ソニースタイルでは、電力証明書を一括購入し、ユーザーに対して小口分割して提供している。最低購入額は1口で、1kWhあたり風力発電は11円相当のポイントで、太陽光発電は13円相当のポイントで購入できる。

 グリーン電力は、消費者運動を背景とした1990年ごろにアメリカで生まれたそうだが、現在はさまざまな形で発展し導入されているようです。

水曜日, 12月 12, 2007

公園の手品師


この頃になると、フランク永井のこの歌を思い出す。
 鳩が飛び立つ公園の 銀杏は手品師 老いたピエロ  
    薄れ日に微笑みながら 季節の歌を
   

    ラララン ラララン ラララン 歌っているよ
 

 貸してあげよかアコーディオン 銀杏は手品師 老いたピエロ



 雲が流れる公園の 銀杏は手品師 老いたピエロ
    口上は言わないけれど 慣れた手付きで
  

   ラララン ラララン ラララン カードを引くよ
  

 秋が行くんだ冬が来る 銀杏は手品師 老いたピエロ

 風が冷たい公園の 銀杏は手品師 老いたピエロ  

    何もかも聞いていながら 知らぬ顔して
  

   ラララン ラララン ラララン すましているよ


 呼んでおくれよ幸せを 銀杏は手品師 老いたピエロ

日曜日, 12月 09, 2007

屏風 日本の美



 大阪市立美術館に於いて表題のような特別展が開催されている。以前から天野山金剛寺にある「日月山水図屏風」のことは知っていたので一度実物を見てみたいと思っていたが、今回それも展示されていると聞いたので、Tさんを誘って観に行って来た。

 展示品は国宝2点、重要文化財22点 海外からの里帰り作品18点を含む100点の屏風を見ることが出来た。豪華な色彩を施されて物から、墨の濃淡を用いて描かれたシンプルな物など、さすがに見事なものばかりだった。 

 屏風は風をよけたり視線をさえぎる調度品として日本の生活空間の中で利用されてきた。又、大きな画面を持ちながらもコンパクトに折りたたむことが出来るので移動も簡単で、宮中儀礼初め貴族や将軍家の婚礼調度として、当時の最高の絵師によって新調されていたようです。さらに、金屏風などは、中国や朝鮮、欧米諸国にも贈答品として届けられていたようで、ヨーロッパでは「BIOMBO(ビオンボ)」と呼ばれ、今日でもスペイン語やポルトガル語で使われているそうです。

 美術のことについては無知な自分ではあるが、目の保養のためにも、たまにはこんな機会があっても良いのではなかろうか。

水曜日, 12月 05, 2007

水サミット

 水に関する諸問題を討議するために、世界各国より大統領、首相たちが一同に会し「第1回アジア・太平洋水サミット」が今月の3日に大分県別府市で開かれた。

 水は、空気と同じように、生命を維持するためには絶対欠かせない物です。しかし、アジア・太平洋地域だけでも7億人もの人々が安全な飲料水を確保できていません。また、多くの人が食糧不足に陥っているが、農業に必要な水の確保も大きな問題です。

 わが国では、殆どの処で、蛇口を開けば上質の水がいくらでも使えるが、水も限りある資源と考えて無駄使いをしないように心がけねばなるまい。

 地球温暖化の影響で、局地的な豪雨によって大洪水が発生したり、水不足によって干ばつの被害が出たり、水資源に関する問題は多岐にわたる。この会議はこれからも毎年続けるようである。

月曜日, 12月 03, 2007

これは便利


 仕事先で、タンスなどの家具をどうしても動かさないと作業が出来ない時がある。床に傷を付けない様に動かすのには気を使う。

 そんな時によく使うのが段ボールである。片方を少し持ち上げて隙間を作り、段ボールを差し込んでから動かすと床を痛めず簡単に動かすことが出来る。段ボールの代わりに毛布などを使うこともある。

 ところが、片方を持ち上げると言っても、瀬戸物などがぎっちり詰まっていて、持ち上げることが出来ない時がある。こんな時に何か良い物がないかと思っていたら、写真のような物をネットで見つけた。名前は「らくらくヘルパーセット」と言って、30センチ余りのリフターと4個の台車のセットである。リフターを差し込んでテコの応用で持ち上げる。隙間が出来れば段ボールの出番である。

 付属の台車はまだ使っていないので、使い勝手の方は確認できていない。説明書によると最大300㎏の物まで移動できると書いてあるが、あまり信用していない。価格は2千円余だった。

土曜日, 12月 01, 2007

師走


 月日の立つのは早いもので、あと30日寝たら正月だ。12月のことを陰暦で師走と言うと語源辞典に書いてあった。しかし、諸説あって、正確な語源は未詳であるとも書いてあった。

 よく聞くのが師匠が東西を馳せる月とする「師馳す(しはす)」である。他に年が果てる意味の「年果つ(としはつ)」が変化する説や、四季の果てる月の「四極(しはつ)」からとする説。又、一年の最後になし終える意味の「為果つ(しはつ)」などの説があるようだ。

 いずれにせよ、今年も一ヶ月しかない。商売も忙しくなってほしいしが、プライベートですることが一杯ある。この月の休日は何処も出掛けることが出来ないだろう。

 今のところ体調はすこぶる良いが、無理をして風邪など引かないように、睡眠時間はきっちりとって、マイペースで済ませようと思っている。