かくれ里

日曜日, 5月 31, 2009

大和富士(額井岳)


 名阪国道の針テラスから榛原方面に向って行く途中、左手方向に格好の良い山が望める。それが、関西百名山にも数えられている額井岳(812.6m.)で、大和富士とも呼ばれている山だとは以前から知っていた。一度は登りたいと考えていたので、この度、同行者を募ったところ、10数名より賛同を貰い、5月最後の日曜日に決行することになった。

 天気予報に反して、午前中は小雨交じりのあいにくの天気だった。午前10時、車を麓の道路わきに駐車し、雨具をつけて歩き始める。1時間半ほどで額井岳山頂に到着。頂上の屋根つきの休息所で昼食を摂る。1時間あまり休憩して、再び歩き始めたころから天気も回復してきた。予定のコースを一部カットして山部赤人の墓にも立ち寄ってから、駐車場所に14時30分頃に戻った。

 時間があまったので、オプションコースとしての「滝谷花しょうぶ園」に向った。入園料800円也を払って入園したが、花しょうぶの開花時期より大分早く、てっせんの花も終わっていて、花の少ないときに来てしまったようだ。それでも1時間ほど時間つぶしをして帰路に着いた。

水曜日, 5月 27, 2009

マルチ編成


 日本のテレビ放送は、2011年7月には完全デジタル化される予定だ。デジタル方式に移行することによって約40チャンネル分の電波の余裕が出来て、携帯電話など他のサービスに有効活用できるようになる。

 地上デジタル放送では、ハイビジョン1チャンネル分で、現行のアナログ放送と同じ標準画質の番組を、最大3チャンネル同時に放送することが出来る。例えば、教育放送で「学校放送番組」と「子ども向け番組」と「料理番組」の同時放送が可能である。

 チャンネルの選択方法は、リモコンのチャンネル順送りの上下ボタンを押して切り替えることが出来る。又、電子番組表から選択することも出来る。
                         
 このことを、マルチ編成と呼んでいるが、現在のところのマルチ編成の放送は僅かしかやっていない。しかし、完全移行するまでには、放送時間・放送内容ともに、かなり充実しているだろう。

金曜日, 5月 22, 2009

長寿国日本


 WHOのまとめによると、日本人の平均寿命は83歳で、世界一になった。男女別に見ると、女性が86歳で世界一。男性は79歳で世界第三位との事だ。やはり女性の方が圧倒的に長生きなのだ。

 平均寿命が最も短かったのは、アフリカのシエラレオネで41歳、アフガニスタンが42歳でワースト2。やはり戦争などが影響しているのだろうか。

 一方、5歳未満で死亡する子供の割合は1000人当たり67人で、前回の調査に比べて大幅に減ったそうだ。これは、ワクチンなどの普及が寄与するところが大きいようです。

 それにしても、日本は恵まれているのだなぁ~とつくづく思う。長生きすることは大変結構だが、高齢者が増えると、医療や介護に対する国家予算が大幅に増える。今年度の補正予算案のように超大型の予算が必要になってくる。景気が低迷して税収が目減りする中での予算なので、国債の発行(印刷)で乗り切るより仕方がないのか。近いうちの消費税の値上げも現実味が帯びてくるようだ。

木曜日, 5月 21, 2009

ストリートビュー


 ストリートビューはグーグルが2007年から提供しているWebサービスで、 世界各地の大都市圏で、カメラを屋根に載せた自動車を走らせて撮影した道路沿いの風景を、GoogleマップとGoogle Earth上でパノラマ写真が表示出来る。日本では2008年8月からこのサービスが提供されている。

 Googleマップでは、地図の縮尺の調整バーの上の人型のアイコンを、地図上にドラッグすると風景が閲覧できる。道路に沿って黄色いラインと矢印が表示されるので位置を移動することもできる。そのほか、写真の拡大や縮小や全画面表示も出来る。我が家の近くの地図を出してアイコンをドラッグしてみた。いつも見慣れている風景が写っていて移動さすことが出来る。まったく不思議な感覚に陥る。

 撮影方法は、乗用車の車体中央の上に付けられたカメラで写しているが、住宅地も写るためにプイバシーを侵害しているとの声もある。Googleは「現在では完全なプイバシーなど存在しない」と反論しているようだが、最近では写っている人の顔や自動車のナンバープレートなどは、ぼかしを入れるようにしているそうだ。

 ストリートビューを実際のビジネスに使っているところもあるようだ。引越しセンターなどは下見に行く回数が減ってコスト削減になっていると言っている。Googleは、次々と新しいサービスを提供しているが、コンピューターのOS(基本ソフト)「Android」を無償で公開している。まもなく、このOSを搭載した携帯端末が、NTT docomoから発売される。

火曜日, 5月 19, 2009

エコポイント迷走


 5月12日、環境省・経済産業省・総務省の3省からエコポイント数(点)の発表があった。5月15日以降にエアコン・冷蔵庫・地デジ対応テレビを購入したら、それぞれの大きさに応じて3000点~36000点が付与される。1点が1円相当だと思うので政府は大判振る舞いをするんだな。一体、総額いくらの予算を組んでいるのだろうか。

 ところで、ポイント数は分かったが、どのような方法で請求してどのようにして受け取るのか。そして、どのようにして使うのか、まだ何も決まっていないようだ。それより、補正予算案が国会を通らなければ実施しないというからまったく馬鹿にした話である。まあ、法案は衆議院を通過したようなので、一ヶ月経てば成立するだろう。それにしてもいろいろ問題の多いエコポイントだと思う。

 消費者は上記の商品を購入したら、販売店名の捺印された保証書と領収書を必ず受け取って保管する。送付先が決まった時点で、両方のコピーをとって、直接本人が送付する。送付先は政府から委託された民間業者になる模様だ。これを政府が審査してはじめてポイント数(点)が決まる。

 家電量販店などは、これをチャンスと攻勢をかけているが、売り上げアップに結びつくのだろうか。エコポイントに関してはかなり手間がかかりそうなので、販売する側にはあまりメリットがないのではと思う。付与期間が1年間だけなので年度末には駆け込み需要はあるだろうが、果たしてどのような結末になりますやら。

金曜日, 5月 15, 2009

ヨーグルトの日


 5月15日はヨーグルトの日だ。語呂合わせからかと思ったがそうではなかった。ノーベル生理学賞を受賞したイリヤ・メチニコフの誕生日に因んで決まったそうだ。 彼は、ロシアの微生物学者で食菌作用の先駆的な研究者とのことだ。

 ヨーグルトは乳に乳酸菌や酵母を混ぜて発酵させて作る。ヨーグルトを摂取すると、腸内の善玉菌が増殖し、悪玉菌が減少して腸内環境が改善されるので、便秘や下痢を改善する効果があるといわれる。又、免疫力を高めるので花粉症などにも効果があるとも言われている。

 最近、スーパーなどでは一般的なプレーンタイプのものから、フルーツタイプのものなど、色んな種類の商品が売り出されています。価格もいろいろですが、安価でもおいしいものが沢山あります。我が家の冷蔵庫の中には常に何種類かのヨーグルトが入っています。

 僕は好んでヨーグルトを食べています。以前は自分でも作ったこともありますが、今は市販のものを買い求めています。その日の気分で何種類かを食べ比べていますが、食べた後の爽快感がたまりません。ヨーグルトのおかげもあって、毎日が快便で、お腹の調子も良好です。

火曜日, 5月 12, 2009

QOL


 朝のラジオ番組に「健康ライフ」がある。かなり以前から続いている長寿番組である。何かと参考になるのでなるべく聞くようにしている。週代わりでテーマが変わるが、今週は医療で使われる言葉についての話である。今日はQOLという言葉の解説だった。

 QOLとは、Quality of Lifeの略で、ある人が、どれだけ人間らしい望みどおりの生活を送ることが出来るかをあらわす尺度としての概念だ。

 たとえば、長期療養を要する患者に対して、いたずらな延命治療を施すことによって、患者が自らの理想とする人間らしい生活が出来ない状態を「QOLが低下している」と呼ぶようだ。

 自分自身について考えてみた。最近の経済状況は非常に厳しく、売り上げが激減して利益も大きく減った。当然、収入も減ったが、その代わり、自由に使える時間を多く持てるようになった。今のところ医療機関とも殆ど縁がない。僕のQOLは最高値を示しているように思う。

日曜日, 5月 10, 2009

新型インフルエンザ


 連日、新型インフルエンザがトップニュースになっているが、成田空港の検疫で、日本国内で初めて、問題のインフルエンザへの感染が見つかった。水際作戦が功を奏したのだろう。今回の場合は入国手続き前だったので、国内での発生には当たらないとの事だ。

 しかし、機内で感染者の近くに座っていた乗客や、近くにいた乗員も10日間の停留(足止め)になったそうで、大変気の毒に思う。聞くところによると、それぞれに個室が与えられ、外部とは一切接触が出来なくて、完全に隔離された状態のようだ。

 停留は検疫法によって行われるが、これに違反すれば罰則が課せられる。停留中の宿泊費や食事代は国が補償してくれるが、電話代や酒、たばこなどの嗜好品は自己負担だそうだ。休業補償についても、この法律では国は補償してくれないようである。初めてのケースだけに、今後いろいろな問題が出てくると思う。

 今回の新型インフルエンザは、毒性は弱いといわれているが、メキシコや米国の状況からすると、高齢者より若い者の方がリスクが高いようだ。しかし、油断は禁物だ。今後は、国民一人ひとりがどのように行動すればよいか、政府は、事態の動向を見ながらの具体的な情報提供が重要になってくるであろう。

火曜日, 5月 05, 2009

若狭駒ヶ岳


 全国には駒ヶ岳という名の付く山は沢山あるが、福井県と滋賀県の県境にある若狭駒ヶ岳(780.1m)に登ってきた。一面のブナ林の中を歩くコースで、新緑が目にやさしく、気持ちの良い山歩きだった。同行のOさんは、鳥博士と言われるぐらい鳥に詳しい人だが、沢山の小鳥のさえずりに誘われて、盛んにカメラのシャッターを押していた。

 今回の山行きは、京都在住のWさんのお勧めと案内によって実現出来た。終日、天気にも恵まれて楽しく自然と触れ合うことが出来た。今朝は、6時に男女7名が車2台で大阪を出発。京都でWさんと合流した。登山口では沢山の八重桜が満開で迎えてくれていた。まさかこの時期に桜の花に出会えるとは思ってもいなかった。

 駒ヶ岳頂上で、高島トレイルを縦走中のグループと出合った。テント持参で4泊5日の行程との事だった。高島トレイルはマキノの愛発越(あらちごえ)から朽木の三国岳にいたる凡そ80キロメートルの尾根伝いの登山道で、若狭駒ヶ岳もそのコースの一部である。

 芦生もそうだが、この方面の山は、Wさんとお知り合いになっていなければ、おそらく訪れることがなかっただろう。不思議なご縁である。これもインターネットのおかげだと思っている。

月曜日, 5月 04, 2009

こども公園


 こどもの日の前日、孫たちの家族と一緒に、宇陀市内の2ヵ所の公園で一日ゆっくり遊んできた。はじめに行ったのが「不思木の森公園」。結構広いスペースにアスレチック遊具や、かなり高い位置からくねくね曲がって降りてくるロングスライダーがあったりして、孫たちは喜んで遊んでいた。しかし、あまり知られていないのか訪れている人は少なかったし、駐車も入園もただだった。

 ここの公園で弁当を食べてから、5kmほど離れた次の公園へ移動した。榛原駅近くの「平成榛原子供のもり公園」の駐車場に付いた。博物館のような入り口はあるが公園らしきものが見えない。入り口を入ったところのエレベーターで3階にあがって外に出ると、そこが公園になっている。けったいな感じである。しかし、こちらの公園も広くて遊具も沢山ある。孫たちは元気に動き回る。こちらはカメラを持って後を追っかける。  

 2時間ほど遊んで、すこし疲れてきたのでそろそろ退散しようかとなった。時刻は午後4時を少し過ぎている。風呂でも入って帰ろうかとなって、先日、又兵衛桜を見た帰りに行った、宇陀温泉「あきのの湯」へと向かった。1時間ほどこちらの温泉でくつろいだ後、隣の食事処で食べて帰ろうと覗いてみたが、満員でかなりの待ち時間のようだったので、帰阪途中のレストランで食事を済ませた。

 今日は一日中孫たちとふれ合うことが出来た。お互い、フルタイムで仕事をしておれば、家族全員がそろって出かけることは一年に一度ぐらいしかない。それでもたまにはこんなふれあいも大切だと思っている。

日曜日, 5月 03, 2009

祝・500投稿

 
 2006年の正月からはじめたこのブログは、おかげさまで500回の投稿回数を重ねることが出来ました。当初は半年も続けばいいかと考えていましたが、回を重ねるごとにだんだん興味が増していきました。投稿の内容については、こんなことを書いていいのだろうかと自問自答していましたが、結局、誰のためでもない自分のためだと思うようになって、幾分気持ちが楽になりました。

 以前は見逃していた些細な出来事にも、関心をもつようになりました。特に、毎日のニュースには注意を配るようにしています。情報を掘り下げて調べたい時はインターネットが便利です。ネットがなかったらおそらく何も書けなかったでしょう。もちろん著作権のことには注意を払っている積りです。いずれにしても、楽しい時代になりました。これからもジャンルを問わず、片意地を張らずに、マイペースで投稿していこうと思っています。

 手前味噌で恐縮だが、3年余、本当に良くやったと思う。自分で自分を褒めてやりたい気持ちである。ほんの少しだが、知識も増えたのではなかろうか。今は心身ともに充実している。

土曜日, 5月 02, 2009

八十八夜


♪ 夏も近づく八十八夜、
   野にも山にも若葉が茂る。
    「あれに見えるは茶摘ぢやないか、
     あかねだすきに菅の笠。」

♪ 日和つづきの今日此の頃を、
   心のどかに摘みつつ歌ふ。
   「摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ、
     摘まにや日本の茶にならぬ。」


 風薫る5月、今日は八十八夜である。立春から数えて88日目。あと数日で立夏だ。お茶の産地宇治では、赤たすきにかすり姿の女性たちが、茶摘の実演を行う。

 八十八夜は雑節だが、この時期には遅霜が発生することがあって、農家に対して注意を促すためにこの雑節が作られたとの事で、日本独特の行事らしい。雑節にはこの他、節分、彼岸、入梅、半夏生、土用、二百十日、などがある。

金曜日, 5月 01, 2009

鯖街道 熊川宿


 鯖街道は、福井県小浜市から京都市の出町柳までの区間を指すが、広い意味においては、若狭地方から京都へ海産物を運んだ街道すべてを鯖街道と呼ぶようだ。交通機関が発達していなかった昔、若狭湾で取れた鯖に塩をまぶし、夜通しかけて京都まで運ぶと、ちょうどよい味になっていて、京都の人々に喜ばれていた。そして、いつの頃からか、鯖街道の名がつけられた。

 江戸時代に、鯖街道随一の宿場町として繁栄した熊川の宿は、今日まで古い町並みが残り、「重要伝統的建造物郡保存地区」に選定されている。近年、古建築を活用した資料館、食事処、雑貨店や、道の駅「若狭熊川宿」が開設されて、観光地として発展している。

 連休中の5月5日に、熊川宿近くの「若狭駒ヶ岳」へ登ることになった。この山へは以前挑戦したことがあったが、雨で断念している。標高780mの低山ではあるが、ブナの巨木群のすばらしいルートがあると聞いているので楽しみにしている。 

 秋の紅葉の頃には癒されそうだが、新緑の頃もよさそうだ。大阪からだと、アプローチに3時間近くかかるが、登山に要する時間はそんなにかからないようなので、帰りに熊川宿にも立ち寄ろうと思っている。