かくれ里

土曜日, 3月 27, 2010

金持国「にっぽん」


 日銀の「資産循環統計」によると、日本国民が保有する現金や株式などの金融資産は、去年12月末の時点で1456兆3740億円で、前年より2.5%増加したそうだ。

 家庭の金融資産が増加したとは言え、将来への不安から預金などを増やす姿勢はまだ変わっていないことから、個人消費が活発になるには時間がかかるという見方が多くなっていると報道されていた。

 それにしても、この金額の大きさには驚いた。全然実感が持てないのだが、日本は金持ちの人が多いのだなあと思った。

 素人考えだが、この金が市場に出回ればもっと経済が活発になるのではないかと思う。その為には国債を発行して国の予算を増やし、公共事業をもっと増やして経済を活性化するのは如何だろうか。

日曜日, 3月 21, 2010

天野の里


 中国大陸からの黄砂で視界の悪い朝の9時20分、九度山駅に熟年男女7名が集合した。真田庵に立ち寄った後、慈尊院から高野山町石道を一路「天野の里」に向かって歩き始めた。天野の里へは数年前に森下先生の案内で初めて訪れて以来である。
 
 京都のWさんも遠路参加してくれた。今日の町石道は前夜の雨でぬかるんでいた。そして黄砂で視界も非常に悪かった。しかし、午後2時ごろに「天野の里」についた頃は黄砂は消えて絶好のハイキング日和になっていた。

 史跡マップを頼りに歩き始めた時、まったく偶然に森下先生と出会った。こんなことがあるのだろうか。森下先生とはよくよくご縁があるようだ。帰りのバスの時刻まで2時間ほど我々のメンバーに付き合って下さった。

 日本の原風景とも言える「天野の里」はのどかな良いところだ。今日は時間の都合で丹生都比売神社ほか数か所しか回れなかったが、チャンスをみつけてまた訪れたいと思う。今度訪れるときは自家用車に自転車を積んで来て、サイクリング気分で史跡巡りをするのもいいかなと考えている。

木曜日, 3月 18, 2010

電子書籍


 最近、電子書籍に対する注目度が高まっている。電子書籍とは、紙とインクを使った印刷物ではなく、電子機器のディスプレイで読むことの出来る出版物である。米国ではAmazon.comのKindleやAppleのiPadなどが積極的に取り組んでいて、電子書籍市場を寡占化する勢いである。

 このままでは、日本の出版会は海外からの波にさらわれてしまう恐れがあるとして、総務省、文部科学省、経済産業省の三省が電子書籍の規格統一について懇談会を開催した。

 懇談会の構成員は、作家や出版社、新聞社、印刷会社、書店、図書館、通信事業者、家電メーカーの代表者が名を連ねている。構成員からは電子書籍ビジネスの今後を考える上でさまざまな課題が挙げられている。

 デジタル化は時代のすう勢だと思うが、僕は、当面はそんなに普及しないと思っている。読書はやはり本のページを自分の手でめくりながら読みたい。しかし、携帯をするのには電子書籍はかさ張らず重宝するかも知れない。

月曜日, 3月 15, 2010

新型デジカメ


 パナソニックから、3月5日発売のコンパクト型デジタルカメラを買った。今使っているのもパナソニック製だが、それより一ランク上のタイプである。

 これを選んだ一番の理由は、ハイビジョン動画が撮影出来る事だ。独立した動画ボタンがついていて静止画との切り替えがスムーズに出来る。光学ズーム12倍だし、昆虫などのマクロ撮影も簡単に出来る。モニターも3型のTFT液晶で周囲の明るさに応じて自動調整してくれる。

 GPSの機能もついていて、撮影した画像に地名情報や緯度・経度が記録できる。現在時刻も自動的に補正してくれる。海外旅行をする時などには便利だと思うが、僕には猫に小判かも知れない。

 早速、試し撮りしてみた。使い勝手は今までの物とあまり変わらないが、撮影した動画の再生画像は想像以上にきれいだった。別売のHDMIケーブルでDVDレコーダーに接続してダビングすれば面白そうだ。楽しみが又ひとつ増えた。

土曜日, 3月 13, 2010

天野の里と白洲正子

 3月21日の日曜日に高野山麓の秘境「天野の里」へ行くことになった。ここへは数年前に一度訪れているが、僕にとっては思い出の多い場所である。

 この年の10月に初めて高野山町石道を歩いた。この時偶然に、高野山町石道語り部の会の森下先生とお知り合いになった。一ヶ月ほどしてから先生のお誘いを受けて天野の里を歩くことになった。この時一緒に歩いた方達の写真を添付する。

 僕は、この時に頂いた資料で白洲正子の名前を初めて知った。そして、翌年1月からテレビの放送番組で「白洲正子の世界」が始まった。この番組を録画しながら繰り返し見ている間に、白洲正子のとりこになってしまった。

 丁度、この頃からこのブログを始めたが、題名を迷わず「かくれ里」にしたのも、彼女の代表作品の名前を拝借した次第である。

金曜日, 3月 12, 2010

静脈産業

 資源を掘り出し、加工し、物流網に載せて販売する一連の産業を「動脈産業」とすると、使い終わった製品を回収し、再利用したり、廃棄したりする産業を「静脈産業」というそうだ。

 鳩山首相は、先週東京都大田区の「スーパー・エコタウン」を訪問した。ここは首都圏のごみ問題の解決と、循環型社会へ変えていくために整備された場所のようだ。

 以前、このブログで「都市鉱山」のことを書いたが、使用済みの携帯電話やデジカメから、レアメタルなどを取り出しやすいように分別したり、食品廃棄物からメタンガスを発生させ、発電することも出来る。

 「地産地消」のように、その地域でリサイクルできるシステム作り、「地サイクル」が大事であり、鳩山首相は、政府としても「静脈産業」を支え、国全体でのシステム作りに力を入れて行きたいと思うと言っている。

水曜日, 3月 10, 2010

確定申告終わる


 平成21年度の確定申告を済ませてきた。ここ数年は決算と申告書の作成は自分でやっている。月次決算的なことは毎月やっているので、その数字を打ち込めばコンピューターが自動計算してくれる。

 数年前から国税庁のホームページの作成ツールを利用して印刷している。決算と所得税の申告書、それに消費税の申告書も一緒に仕上げる。基礎データーがそろっていれば1時間ほどで終わる。

 ところが出てきた数字は芳しくなかった。大体想像はしていたがこれが実際の姿だから仕方の無いことだろう。売上、仕入、経費共にダウンしたが、それでも最終利益だけは何とか確保できた。

 納税義務は最小限果たすことが出来たが、やはり、早く景気が回復して日本中活気があふれ、国の税収を増やすことが必要ではないだろうか。その意味においても、今の政府がやっていることは逆行しているように思う。

月曜日, 3月 08, 2010

キリ・テ・カナワ


 ビデオテープの整理中に、2003年10月8日放送のキリテカナワのミュージカルライブを録画したテープを見つけた。キリテカナワは有名なソプラノ歌手で、僕は以前から彼女のファンだった。

 彼女は1944年3月6日生まれのニュージーランド出身のオペラ歌手だ。オペラのほか、世界中でオーケストラとの共演やコンサートを行っていて、収録したCDも多数発表している。その何枚かは持っているが、ここ数年は聞く機会が無かった。

 このVHSテープも、録画した当時は何回も再生して観たのに、その存在すら忘れていたのである。大変懐かしくなって、早速DVDにダビングした。そして、収録された2時間の番組を最後まで鑑賞した。改めて聞いてみるとやはり彼女の歌声はすばらしい。画質は最近のハイビジョン映像と比べると劣るが音質は良い。

 音声はBモードステレオの録音がされている。BモードステレオはCD等と同じPCM音声だが、音楽CDを上回る高音質なものだ。当分の間はこのDVDを何度か再生することになるだろう。

土曜日, 3月 06, 2010

ダビング


 最近、動画を記録するのには、DVD・HDD・各種メモリー等があって大変便利になった。しかし、数年前までは磁気テープに記録するのが一般的だった。

 磁気テープも過去には色々な方式の物が開発されたが、最終的にVHS方式に統一された。そのVHS方式もDVDなどに取って代わられてしまったが、録画済のVHSテープは多数残ってあるだろう。

 VHSのテープは、僕も500本位は保管してある。保管場所のこともあって整理を始めているが、子供の成長記録や旅の記録など処分し難いものも結構あるので、これらをDVDディスクにダビングをしている。

 DVDディスクのメリットは、何といってもかさ張らない事である。さらに操作性もよくなる。画質はそんなに変わらないが、タイトルをつけて過去の記録を永久的(?)に残すことが出来る。手間はかかるが、これからも暇を見つけて続けようと思っている。

水曜日, 3月 03, 2010

総会


 毎年この季節は、同業組合の支部総会がある。今年は今日3月3日の開催だった。一昨年までは一泊の親睦旅行を兼ねて行っていたが、昨年からは総会と親睦旅行を別々にすることになった。旅行先での開催となると準備も大変だし、観光の時間も制約される為の変更でもあった。

 総会と言っても、我々の組合は毎年同じ様なパターンで行っている。まず、一年間に行った事業の報告と、年度中の収支を表した会計報告が主な議題になる。支部規約では支部長が議長を務める事になっていて、上程された議案は全案満場一致で承認された。

 役員の任期は2年で、隔年ごとに役員の改選をしているが、今年は中間年で改選は無かった。質疑応答の時間もとってはいたが特に質問も無く1時間ほどで終了した。

 僕は支部総会には欠席したことは無い。既に40回以上出席したことになる。5年目位からは何らかの形で主催者側に席を置いている。随分長くかかわったものだ。執行部の中でも最高齢になってしまった。そろそろ引退を考える頃かも知れないな。