かくれ里

木曜日, 2月 24, 2011

21世紀型革命

 中東での反政府デモによる改革は、インターネットの情報によるものと報じられているが、今や歴史は、一見取るに足らない普通の人々の行動が大きなうねりとなって革命が起こっている。これは、インターネットが世界中にどんなに大きな変化をもたらしているかを示すもっとも顕著な例であろう。 

 情報の伝播が緩慢な時は、官僚が自分たちの都合のいいように事が行え、本当のことが国民に伝わっていなかったが、今やインターネットによって瞬時に広まる。そして、大きな政治的影響力が広まる。

 20世紀においての革命は、カリスマ的な指導者によって世界が変わった。キューバ革命のカストロ、中国の毛沢東、スターリン、チャーチル、ルーズベルトしかり。いずれも政治的影響力を持った指導者たちだ。21世紀型の革命は、このようなカリスマ的な指導者は必要がない。

 中東の動きは、いずれ世界中に飛び火するであろう。日本で革命がおこることはないだろうが、お隣り中国は近い将来革命が起こるかも知れない。厳しい情報統制はしているだろうが、どうしても防ぎきれないこともある。中国情勢も目が離せない。

月曜日, 2月 21, 2011

中東情勢


 チュニジアの政変以降、中東では、反政府デモによる改革の嵐が吹き荒れている。インターネットによる情報伝播から始まった市民による抗議デモは、中東全土に広がる様相を伺わせている。

 30年もの独裁を続けていたエジプトのムバラク政権はあえなく崩壊。リビアでも反体制デモの高まりを受けて、カダフィー政権内部から反旗をひるがえす動きが加速して内部崩壊が進んでいるようだ。

 これまで、中東のことについてはあまり関心を示していなかったか゛ここにきて大きく流れが変わりつつあるようだ。各国で政変が続くようなら、我が国にも影響が及ぶことも考えておかねばならないだろう。中東のことをもう少し勉強してみようと考えいる。

金曜日, 2月 18, 2011

リコール


 「ジャパネットたかた」が販売したテレビ台のガラス板が割れる事故が続いていることから、同社はテレビ台を無償で交換するリコールを行うことになったらしい。その数なんと47万台。

  独特の販売方法で業績を伸ばしてきた「ジャパネットたかた」だったが、大きなダメージをうけることになった。正直なところ我々の商売に対してはマイナスの要素ばかりなので、今後の状況を注目しなければなるまい。

 リコールとは、製品に欠陥があることが判明した場合に、法令の規定または業者の判断で、無償修理・交換・返金などの措置を行うことだ。

  今回の「ジャパネットたかた」のケースは、自主的なリコールと思うが、これで過激な宣伝を幾分でも自粛してくれればいいのだが。



水曜日, 2月 16, 2011

利は元にあり


 古来より「利は元にあり」と言う言葉がある。上手な仕入れをする事によって利益が生まれてくると言うことだろう。

 松下幸之助一日一話の中で、師は、『仕入れは極めて大事であるが、ともすれば安く買い叩けばよいと解釈してしまう人がある。しかし、決してそうではなく、仕入れ先もお得意先と同様に大切にしていくことが゛肝要だ』と言っている。

 言われるまでもなく仕入れの努力はしている積りである。最近は不特定多数の相性の合った仕入れ先から、お客様に喜んでもらえる商材を有利な条件で仕入れている。

 有利な条件で仕入れることが出来た良質な商材を、適正な価格で販売すれば必要な利益は確保出来る。暴利はいけないが適正な価格で販売すればお客様にも満足して貰える。それこそ「三方よし」である。

土曜日, 2月 12, 2011

グーグルの新サービス


 Googleマップには「地図」と「航空写真」と「Earth」の三種類の表示モードがある。さらに、公道から撮影したパノラマ写真を表示する「ストリートビュー」の機能もある。

 最近は、地図検索には殆どGoogleマッフを使っている。初めて行く所でも住所が分かれば必ず辿りつける。ストリートビューで現場の映像を確認することもできる。しかも、検索に要する費用は発生しない。本当に便利になった。

 この度、米グーグルはストリートビュー技術を応用し、世界の美術館の展示作品をオンラインで鑑賞できるサービスの提供を始めた。このプロジェクトには世界の17の有名な美術館が協力している。

  『Art Project』と名付けられたこのサービスは、希望の美術館を選択すると、展示ホールを歩いて回ったり、特定の美術品を選んで拡大表示ができる。Art Projectでは、現在1000点以上の美術品が閲覧可能になっている。

金曜日, 2月 11, 2011

 
 各地より降雪記録の便りが届く。雪害の報道も多い。大阪市内でも今日は積雪があった。最近ではめったにない事だ。雪は午前中に止んですぐに溶けてしまった。

 昔(半世紀以上前)は、大阪でもひと冬に数回の積雪があった。道端に小さな雪だるまを見かけることもあった。仕事用の軽トラックがスリップして立ち往生したこともあった。

 金剛山の積雪情報によると、今日の金剛山山頂は積雪50センチだそうだ。毎年冬の金剛山には必ず行くようにしているのだが、今年は野暮用が多くて行けそうにない。

 友人のN君は、大峰山系の登山を試みたが雪が多くて頂上まで辿りつけなかったそうだ。彼は、今日からの3連休に山梨県の八ヶ岳に行くと言っていたが、くれぐれも無理をしないように伝えておいた。

火曜日, 2月 08, 2011

新語

 今朝のテレビ放送で「住み開き」と言う言葉を聞いた。「住み開き」とは、子供が独立して出来た空き部屋や、改築によって生まれたスペースをギャラリーやカフェなどにして近所の人たちに開放することの様で、アーティストのアサダワタルが名付け親らしい。

 例えば、元写真屋だった。自宅を解放して、近燐の奥さん方が持ち寄った写真の整理方法を教えたり、大学勤務していた人が、定年退職した後に、自分の研究資料を自宅の一室に展示して、近所の子供たちに解説しているそうだ。

 都会では、近所づきあいが希薄になっている昨今だが、このようなことが広がっていけばいいのではなかろうか。そんな意味からも「住み開き」と言う言葉は面白い。

金曜日, 2月 04, 2011

原色日本の美術


 昭和41年から45年にかけて、小学館から発刊された「原色日本の美術」は、日本美術の真髄を捉えた32巻に及ぶ不滅の全集だ。

 先日、お客様からこの全集を頂戴した。大型版(37×27センチ)で、一冊の重さが3.5kg前後ある。平均、カラー図版が120ページ、本文中のモノクロ写真が200枚掲載されている。書棚を整理して並べたら添付写真の様になった。

 本の内容は実に素晴らしい。カラー図版は原色と言うだけあって非常に美しい。本文も分かりやすく書かれてある。これはいい物を頂いた。時間を掛けてゆっくり拝見しよう。

 最近は電子書籍が話題になっているが、読書するのはやはり紙の本が良い。特にこのような豪華本は、電子書籍では到底真似が出来ないだろう。 

水曜日, 2月 02, 2011

あびこ観音

 
 明日は節分。当地のあびこ観音は、日本最古の観世音菩薩の寺院で厄除けの寺として知られている。この日には節分大法会が行われ、ご本尊が開帳され、厄除け開運を願う参拝者でにぎわう。

 ウィキペデァの記述をによると、「観音宗の総本山で山号は吾彦山。寺号を大聖観音寺と称する。安彦観音寺、我孫子観音、あびこ観音ともよばれる。山門付近の石柱は吾彦観音寺の表記となっている。あびこの名は、この地の豪族、依網吾彦(よさみのあびこ)に由来するといわれる。本尊は聖観世音菩薩。」と書かれている。

 我が家からお寺までは直線距離で2キロあまり。昔は当地からお寺のお堂の屋根が望めたそうだ。しかし、近い割にあまり訪れたことがない。せめて節分の時にでもと思うのだが、本厄の時など、今までに数回参っただけである。

 今年は正月早々アクシデントに見舞われたが、幸い大事に至らなかった。厄払いの為にも、今年はお参りしてこようかと思っている。