かくれ里

金曜日, 1月 19, 2007

黒い実


僕は植物の名前に関しては殆ど無知に等しい。注意力が散漫なのか、名前を教えてもらってもすぐに忘れてしまう。この季節、町内を歩いていて赤い実をつけた植物が目立つ。それが南天なのか、千両なのか、ピラカンサなのか知らないが、ともかく良く見かける。

 今日、伺ったお宅の庭に植わっていた植物には黒い実が生っていた。珍しいので、奥さんに名前を尋ねると、「ツゲ」だとおっしゃった。「ツゲと言えば櫛などの材料になるあれですか」とかさねて聞くと、そうだと言われた。

 帰宅してネットで調べてみた。漢字では黄楊又は柘植と書いて、ツゲ科ツゲ属の常緑広葉樹。通常は1~5m、直径5~10cm.の小高木または低木であるが、まれに高さ10mほどになることがある。生育がおそく、材は緻密で重厚。磨くと艶が出る。高級な櫛や将棋の駒、算盤球、印判、版木などに使われる、と知った。

 インターネットのお陰で、又ひとつ賢くなった。何度も書く様だがインターネットは本当に便利なツールである。