年金記録問題
所有者不明の「宙に浮いた年金記録」が問題になっているが、どうしてこんな事が起こったのだろう。安倍首相は、該当者不明となっている約5000万件の再調査を「1年以内にすべての記録と照合する」と言っているが、果たしてそんなことが出来るのだろうか。
詳しいことはわからないが、以前の手書きされたデーターと、コンピューターのデーターを一件一件照合しなければならないと思うので、膨大な時間が必要だろう。それを一年間でやると言うのだから、かなりの人員が必要になるであろう。これらに費やされる費用は一体どれぐらいになるのだろうか。すべて国民の血税で賄うことになるのだ。
話は変わるが、このたび松下電器が「社告」を出して、電子レンジ、衣類乾燥機、冷蔵庫の旧製品の事故防止のために、市場対応(部品交換)を行うことになった。その数300万台以上。気が遠くなるような数である。しかし松下電器は本気で対策を進めている。恐らく相当な予算を組んでいるのだろうと思う。
松下の問題は、1企業の資金で賄うのだからいいと思うが、年金問題に対やする費用はすべて我々に負担が回って来るのだ。今回の騒動で社会保険庁への電話相談は急増し、1日4万件を超える日もあるそうだ。いずれにしても大変な問題である。
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