かくれ里

土曜日, 8月 03, 2013

わらびもち



以前はよく見かけた軽自動車によるわらび餅の移動販売が最近は殆どなくなった。夏の風物詩がまた一つ消えた思いがする。子供のころからわらび餅は好物でよく食べている。最近はスーパーなどで手ごろな値段で手に入る。
 
京都には、わらび餅の名店が数多くみられる。京都では本蕨を使った餡入りタイプのわらび餅が和菓子店で売られているが、結構いい値段がついていて口にする機会はほとんどない。
 
わらび餅は、わらび粉などから抽出したデンプン、水、砂糖等を加熱しながら透明になるまでかき混ぜ、冷やして固めたものだ。僕も一度だけ作ったことがあるが、思うようなものが出来なかった。最近はスーパーで買ったものを食べることが多い。
 
わらび粉は、蕨の地下茎をたたきほぐして洗い出し精製したデンプンだが、製造に手間がかかり採算性が悪く、製造者がほとんどいない。そのため現在のわらび餅は、わらび粉の代わりにサツマイモなどのデンプンや、葛粉を材料にして製造したものが殆どだ。