かくれ里

金曜日, 8月 29, 2014

土砂災害


広島市の大規模な土砂災害は、発生から一週間以上が過ぎて死者72人を出す大惨事となった。被災された方々にはお見舞いを申し上げますと共に、お亡くなりになられた皆様には謹んでご冥福をお祈りいたします。
 
今回の土砂災害は、1週間経った今でも被害の全容がわかっていない。今年の夏は連日のように集中的に雨が降り、観測史上1位と言うニュースが頻繁に流れていた。広島市の場合も経験したこともない短時間で急激な雨量だったが、職員が躊躇して避難勧告を出すのが遅くなったと弁解している。
 
全国には、がけ崩れや土石流などの危険個所は、52万か所以上あるらしい。高度成長時代に全国の都市部では、山際まで宅地開発が行われた。国土交通省や都道府県は、住宅の多い危険個所などに砂防ダムなどのハードの整備を急いでほしい。
 
 それと同時に、危険個所に住んでいる人たちに危険を知らせるソフト対策も必要だ。今回の広島市の教訓を様々な面から検証して、行政も住民も今後の土砂災害に生かしていく必要があるだろう。