通勤ラジオ
昭和30年頃のラジオと言えば、木製キャビネットの5球スーパーヘテロダインだった。しばらくしてプラスチック製のものも現われた。この頃の携帯用のラジオは真空管式で、フィラメント用のA電池(単一乾電池数個)と67.5VのB電池が搭載されていたから形状も大きくかなり重たかった。
やがて、トランジスタ―の出現により、小型軽量化が図られ、値段も安くなった。さらにIC化によって1チップでラジオが出来る様になって性能も向上していった。我が家には、ラジオと名のつくものが相当数ある。しかし、現在使っているのは枕元の1台だけだ。
携帯ラジオは、デジタル化によって操作も楽になった。パナソニックやソニーからは通勤ラジオと銘打った超小型で高性能のものも売り出されたが、値段は通常のポータブル型より高い。だが、サラリーマンなどには人気があった。
この種のラジオは、これまでお客さんに販売したことがあっても自分では使ったことがなかった。しかし、通勤ラジオが急に欲しくなった。早速パナソニック製の商品を取り寄せた。実際に使ってみると、小さい割には音質も感度もいい。使い勝手も気に入った。防災用のラジオとしても使える。枕元のラジオと交換することにした。
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