かくれ里

木曜日, 2月 18, 2016

X線天文衛星



宇宙観測においてX線を用いて爆発や衝突等の突発現象の観察が飛躍的に高めることが出来る。日本が開発した新世代のX線観測衛星が2月17日に打ち上げられた。打ち上げは成功し「ひとみ」と命名された。
 
宇宙では活発な天体ほどX線を多く出す。目に見える普通の光で見るとおだやかだが、X線で見ると爆発的な活動が見えてくる。その代表格がブラックホールだ。
 
先日重力波が観測されたニュースがあったが、これは、二つのブラックホールが合体して非常に激しい活動を捉えたものだ。ブラックホール一つでは非常に弱く、X線で見る意味がある。
 
  こうしたX線天文学は日本のお家芸と言われている。日本は早くからX線天文衛星を打ち上げており、ひとみは6代目だ。これまでに星が死ぬ時の大爆発で出たX線を観測するなど世界をリードしているとの事だ。