かくれ里

金曜日, 4月 15, 2016

押し紙


 
 

発表されている新聞の発行部数は、実際の数より多いということを知らなかった。実は、新聞発行本社は販売店に実売数を上回る数量を買わせているらしい。これを「押し紙」というそうだ。
 
押し紙はこの業界の慣例で、長年にわたって行われてきた。販売店は、押し紙の負担で経営が苦しくなるので注文部数を減らしたいのは当然だ。この押し紙をめぐり、3月末、朝日新聞社は公正取引委員会から注意を受けていたのだ。
 
無料のネットニュースの普及などで新聞の読者離れが進み、販売店収入は減少傾向が停まらない。押し紙をやめてくれと迫る販売店と、新聞社との綱引きが各地で起こっているらしい。
 
売れ残った余分な新聞紙を販売店は、廃品業者に目方で買い取って貰っているそうだが、何とこれが、Amazonで売っているのだ。ペット飼育の中敷きに最適その他として、「特徴は新古未使用なので衛生的。チラシなどは入っていません」と書かれてある。値段は、5kgが1380円。