かくれ里

木曜日, 6月 06, 2019

天文学者、海部宣男


64日のラジオ深夜便アーカイブスで、先日お亡くなりになった、国立天文台名誉教授の海部宣男氏の生前のインタビュー番組の再放送があった。海部先生は日本の天文学の水準を飛躍的に向上させた。
 
 1990年代にはすばる望遠鏡の建設をリードされ、1997年からはハワイ観測所の初代所長を務められた。2000年には国立天文台長に就任された。この間、天文学分野で初めて大型共同利用研究施設となる野辺山宇宙電波観測所の建設と運営に中心的役割をはたされた。
 
 2005年から2011年の間には日本学術会議会員として、学術行政、学術振興に大きな功績を果たされた。又2012年から3年間は国際天文学連合(IAU)の会長を務められ、世界の天文学の発展に大きな貢献をなされた。
 
 海部先生は、1943年9月21日生まれだが、今年4月13日に、すい臓がんのため76歳の若さで急逝された。謹んでご冥福をお祈りいたします。尚、元首相の海部俊樹は従兄に当たるそうだ。