かくれ里

火曜日, 8月 17, 2021

アフガニスタン情勢(その二)

 

2001年に始まったアフガン戦争について、「米同時多発テロで米国を攻撃した者への対応」として、首謀者のウサマ・ビンラディン容疑者を殺害し、アルカイダを弱体化。米国を攻撃するような脅威は現段階ではなくなったと分析した。

 しかし、米国が4月に軍を完全撤収の方針を表明すると、タリバンはアフガニスタン政府への攻撃を強化した。これまで米軍は政府軍兵士を訓練し、最新の装備も与えており、タリバンがアフガニスタン全体を支配する可能性は低いと読んでいた。

 だが米側は、「結局は、治安部隊が国を守ることができないことが分かった」と、米側の過信を認めている。

 その上でタリバンに対して、国際的な承認をえたいなら、女性などの基本的人権を認める必要がある。そうしなければアフガニスタンは孤立した国家になるだろうと話した。