シリア情勢とロシア
反体制派が攻勢に出てわずかの期間でシリアのアサド政権は崩壊した。父の代から半世紀以上続いたアサド家の統治はあっけない終焉を迎えた。
アサド政権の崩壊を招いたのは、後ろ盾だったロシアとイランの弱体化が要因のようだ。ロシアはウクライナとの戦闘で疲弊。親イラン民兵組織ヒズボラは、イスラエルとの交戦で力をそがれている。
アサド政権の崩壊は、ロシアにとっては、重要な軍事拠点を失うことを意味しており、反体制派の攻勢でロシアのシリアにおける影響力が揺らぐことになる。
ロシアの地中海への足場が失われる事になって、国際的な戦略においても大きな打撃となるだろう。シリアの未来は不透明であり、新たな混乱が潜んでいる。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home