かくれ里

土曜日, 11月 25, 2006

独立行政法人

 大阪市は、財政危機を克服する手段として、市立の美術館などの文化施設を独立行政法人化する計画があると今朝のニュースで言っていた。独立行政法人は良く聞く言葉だが、何のことかよく分からなかったので調べてみた。

 独立行政法人とは、行政改革の一環として国が提供している行政サービスを国から独立させた組織で、橋本内閣当時の2001年4月に発足した。これまでの行政組織では政府の規制が強く働いて自発的かつ効率化や質の向上がはかることが難しかったのが、独立行政法人ではこれらの問題点に改善を加え、メリットを最大限に生かした活動が出来る。

 財務の面では国から交付される運営費は使途を特定しない交付金として弾力的に使える。組織・人事管理面でも独自に決めることが出来る。業務の内容や運営の状況については、透明性を高める観点から財務諸表等を公表することとされている。

 大阪市の巨額の収支不足による財政危機は、こんなことぐらいで果たして改善できるのか、疑問である。

2 Comments:

At 11/30/2006 7:23 午後, Anonymous 匿名 said...

独立行政法人化もいいのでしょうが、ヒモ付きの天下りもなくさなければ、と思いますよね。
人・物・金をガラス張りにして、競争原理を加えないとお役所仕事から抜けきらないのでは、とも思いますが・・如何でしょう?

 
At 12/03/2006 2:00 午後, Blogger 慶喜 said...

 スターアニスさん、いつも本当にありがとうございます。一寸体調を崩しまして、ブログから離れていました。また、ぼちぼち始めますのでよろしくお願いいたします。

 天下りはよくないと思います。今の時代は役人天国ですがこれも是正しなくてはいけませんね。

 

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