人材派遣問題
家電量販店最大手の「ヤマダ電機」に、独禁法違反で公正取引委員会が立ち入り検査に入ったとのニュースが、新聞のトップニュースで報道された。
ヤマダ電機は、強い立場を利用して、メーカーなど製品の納入業者に、従業員の派遣を強要したというのがその理由であるが、こんなことは以前から日常茶飯事で行われていた事ではなかろうか。
メーカーが販売の第一線に人材を派遣するのは、直接消費者と接し、顧客の生の声をフィードバックする事と、従業員の素質を高めることが目的だったように思う。以前は当店のような零細店にでも、新入社員を一年間ぐらい派遣して貰ったことがある。
しかし、メーカー主導の時代から流通主導へと環境は大きく様変わりした。消費者にとっては、流通主導の方が良いのは言うまでもないが、一握りの流通業者による寡占化が進むのもあまり好ましい事ではないだろうか。
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