かくれ里

金曜日, 6月 22, 2007

巣立ち


 京都北山からの帰りに、花脊あたりの茶房に立ち寄った。この店の軒下にツバメが巣を作っていて巣立ち間際の雛が3羽、大きな口を開けて親ツバメが運んでくる餌を待っている。

 コーヒーを飲みながら眺めていたら、虫を銜えた親鳥が、口移しに与えるとサッと飛び去って行く。まばたきする間の一瞬の出来事だ。このようにして子供たちは大きくなって巣立っていくのだ。そして、次の年にはこの子たちが親となってこの巣に戻ってくるのだろか。

 自然界の生き物はこうして子孫を残しているのだ。しかし、自然環境の変化に伴い絶滅して行く生き物もあるようだ。兵庫県立コウノトリの郷公園では、試験放鳥したコウノトリの雛が元気に育っているとの報道がされています。あと1ヵ月ほどで巣立つだろうと言っていました。

 ところで、我が家に暫く滞在していた“ねずみのチュウ吉一家”も子供たちが巣立って行ったのか、洗面の石鹸をかじりに来なくなった。(これはジョークです)