かくれ里

木曜日, 1月 10, 2008

社名

 松下電器産業は、社名を「パナソニック」に変えると発表した。National(ナショナル)のブランドも廃止して、Panasonic(パナソニック)に一本化することになった。松下の名前の入ったグループ企業もすべてパナソニックに変更すると言う。「ナショナルショップ」も順次Panasonicブランドに変えるそうだ。

 僕にとって松下さんとのかかわりは半世紀以上になる。何はともあれ商売の基本から教えてもらったのも松下さんである。時代の流れとは言え、やはり断腸の思いがする。

 松下電器の大坪社長は、変更の理由を「真の世界的優良企業になるためにブランドを統一して全従業員の力を結集する必要があると判断した」と説明している。「創業家には昨年12月に説明して賛同してもらっている。『会社は社会の公器』など、創業者の松下幸之助から引き継いだ経営理念は守っていく」とも話していた。

 ここ数年の間に世の中が大きく変わった。世界情勢のことはニュースにいとまがないが、わが国においても、あらゆる面で格差が広がってきているように思う。これからは、日々の変化に柔軟に対応していくことが必要ではないだろうか。

2 Comments:

At 1/12/2008 9:21 午前, Blogger Seiko said...

私の父も電気店を営んでおりました。
幼少の頃からナショナルに親しんできた私にとって、ナショナルという言葉がなくなるということは非常に残念でなりません。
時代といえばそれまででしょうが、私も慶喜さんと同じ気持ちです。

 
At 1/12/2008 10:36 午後, Blogger 慶喜 said...

 seikoさん、初めまして。コメントありがとうございます。

 グローバルに考えて、企業が生き残るためにはこの方法が正しいのかも知れませんが、やはり寂しいです。この業界も大転換期をむかえたように思います。

 

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