かくれ里

日曜日, 1月 20, 2013

綾の照葉樹林


かって,照葉樹林はわが国を代表する植生であったが、明治維新以降、伐採や開発によって消滅したり寸断されたりしている。そんな中で、宮崎県綾町の照葉樹林は国内で唯一まとまって残っている。
 
照葉樹林とは冬でも葉を落とさない常緑広葉樹の森林で、樹種は、シイ、カシ、タブノキ、クスノキ、サカキ、ヤブツバキ、ユズリハなどで、葉に厚みがあり、日光に反射して光ることから「照葉」の名前がついている。
 
綾町では、2005年に、官民が協力して、自然林の保護と人工林を復元するプロジェクトを発足させた。また、自然生態系を生かし育てる町にしようとしている。そのような考えから照葉樹林を「町の木」として指定している。
 
観光にも力を入れていて、照葉樹の森を全国の人々に見てもらうための観光のモニュメントとして、照葉大吊り橋が架橋された。吊り橋を渡ってから、山の斜面に沿った自然歩道が約2kmにわたって整備されている。もう大分前だが、僕も綾へ行ったことがある。