かくれ里

日曜日, 10月 26, 2014

テープレコーダー

 

現在、音声録音はICレコーダーなどのデジタル機器に変わってしまったが、数年前まではカセットテープに録音していた。カセットテープが発表された当時のことをよく覚えているが、当時としては画期的な商品だった。
 
磁気テープに音声を録音する技術は戦前からあったが、戦後に業務用として使われ出した。その後一般家庭にも普及し始めたが、当初はオープンリール式の磁気テープだった。やがて1960年代に開発されたカートリッジ式のカセットテープが普及し始めた。
 
これを組み込んだ一体型ラジオ(ラジカセ)の出現で、ラジオやテレビの番組も容易に録音可能になり、技術進歩による音質の改善と相まって大ヒットして、ラジカセはどこの家庭にも一台以上ある状態になった。
 
一方、録音したテープを携帯型プレーヤーで聴く「モバイルオーディオ」と言うスタイルも定着した。こちらもデジタル化してしまったが、それでもカラオケの練習などの用途では、まだカセットテープレコーダとカセットテープが使われているようだ。