かくれ里

月曜日, 11月 10, 2014

日中首脳会談





本日の午後、3年ぶりに日中首脳会談が行われた。中国はこれまで、首脳会談を行う条件として、靖国神社不参拝の確約と領有権問題があることを認めるなどの要求をしていた。
 
会談に先立ち、今月7日に合意文書を交わした。会談後の共同コミュニケは常識だが会談前の合意文書は珍しい。合意文書には靖国の文字はなく、領有権には言及していない。
 
中国側は、「日本が尖閣諸島での領有権の存在を認めたので会議に応じた」と国内向けにメーセージを発信した。一方日本政府は、緊張感があると言うことを認めただけだと説明している。
 
だが客観的に見て日本外交の勝利と言える。中国がメンツを捨てて会談に応じたのにはそれなりの理由がある。中国経済は今最悪の状態だ。外国資本が一斉に撤退をしている。中国としても背に腹を変えられない状態になっている。こうして玉虫色の合意文書が交わされて会談が実現したようだ。