かくれ里

金曜日, 12月 26, 2014

消えた子供たち


先日、テレビ放送で「消えた子供たち」を題材にした番組があった。NHKが児童養護施設等でアンケート調査を行った結果、親の都合で隔離され学校へ行けなくなって保護された子供たちが1000人以上あった。だがこれは氷山の一角だと言う。
 
親の都合とは、虐待や育児放棄、経済的困窮、親の精神疾患による場合が殆どで、色々な事例について報告されていた。
 
衝撃的な例は母親に隔離されていた女性で、食事は殆ど与えられず、風呂にも入ったことがなかった。18歳で逃げ出して保護された時の身長は1.2mで小学生並みだった。児童相談所などの職員が訪ねて行くと押し入れに入れていたと言う
 
NHKのキャンペーでは「子供たちは助けを待っているので周りの大人が手を差し伸べよう」ということだったが、実際には難しい問題があるようだ。親が色々な理由を付けて子供に合わせないので、確認作業をしても強制捜査権がないのでそれ以上介入できないからだ。これは大きな社会問題だ。