かくれ里

土曜日, 7月 18, 2015

集団的自衛権の確立



昨日の衆議院本会議で安保法制が可決された。多くの学者が「違憲」だと主張し、野党が採決をボイコットする中で強行に可決させたのはどうしてか。
 
安倍総理は「国民の命を守り戦争を未然に防ぐための絶対必要な法案だ」と述べた。つまり安倍総理が「違憲」と言われつつも採決したのは「必要」と判断したからだろう。だとすれば憲法とは一体何なのか。
 
現行憲法は、戦後のどさくさに紛れて、大日本国憲法の改正手続きに基づき「各議院の出席議員の三分の二以上の賛成」で成立したものだ。戦後70年間崇められてきた現行憲法もついに賞味期限が切れようとしているのではないのだろうか。
 
安倍内閣が、専門家に憲法違反と指摘され、短期的に支持率を落としてまで、今回の安保法制を可決するだけの必要性があったのだろう。安保法制の議論は舞台を参議院に移してまだまだ続く。