かくれ里

火曜日, 12月 22, 2015

モミの樹



今年も残りわずかになった。この頃になると繁華街ではクリスマスツリーの飾りが見られる。だが最近は殆どが造花で、生の樹に飾りつけられたものは少ない。
 
本来、クリスマスツリーにはモミが主に使用され、北海道ではトドマツやエゾマツなどが使われる。モミは日本にだけ自生している樹で、ヨーロッパなどではドイツトウヒ(ヨーロッパトウヒ)が使われている。
 
アメリカでは年間数千万本の生木のツリーが流通しているそうだ。ツリーの用材には常緑の針葉樹の幼木が用いられる。商業目的で生産されるツリーは森林ではなく、農地で生産しているとの事だ。
 
日本に自生するモミ属は5種類あって、全般に樹皮が白っぽい。樹高は40メートルにも達する物もあり、照葉樹林帯で広葉樹に混じって生育する。山歩きしていて山頂付近に一段と高い円錐形の針葉樹を見つけたらモミの場合が多い。