かくれ里

金曜日, 6月 10, 2016

汚染水対策


東京電力は、福島第一原発の汚染水対策に悪戦苦闘している。汚染水が海に流出しないように岸壁付近で汲み上げている。汲み上げた水はタンクに貯めているがタンクの数が増えるばかりだ。

そこで切り札として考え出されたのが、建屋の四方に氷の壁を作って地下水の流入を防ぐことにした。しかしこの計画は凍土壁の凍結開始から2か月以上たった今も凍らない部分があって、岸壁付近での汲み上げ量が減らない。

この計画は以前から全面凍結は難しいと指摘する声もあった。この作業には莫大な費用が掛かるのだろうが、ほかに方法はないのだろうか。

汚染水の発生量は今でも1日400トンだ。この汚染水問題が解決しないと廃炉工程にも影響が出るので、早く何とかしなければならないのだ。