かくれ里

日曜日, 9月 18, 2016

自動車産業の将来


昨夜のNHKスペシャルは「自動運転革命」だった。IT企業のGoogleが、ハンドルもアクセルもない完全自動運転車を発表し、これまでに地球を10周するほどの距離の走行実験をしている。

これを受け、自動車メーカーは一気に自動運転車の開発に舵を切り、大競争時代に突入している。自動車大国ドイツは、メルセデス・ベンツが一歩先を行き、自動運転機能を市販車に搭載するなど、世界をリードしている。

日本勢も開発を加速している。日産は、カメラやセンサーなどで高い技術力を持つ海外企業と提携し、2020年までに一般道を走行できる自動運転車の実現を目指している。

こうした中にあって、日本の下請け部品メーカーは困惑している。自動運転に不可欠なセンサーなどの部品は世界の大メーカーが市場を席巻している。これまで日本経済をけん引して来た自動車産業を根底から揺るがそうとしている。番組は、21世紀の産業革命ともいえる「自動運転革命」の衝撃が描かれていた