かくれ里

木曜日, 11月 03, 2016

つるべ落とし


「秋の日はつるべ落とし」とはよく言ったもので、午後5時ころになるとあたりが急に暗くなる。秋の日の入りの速さをうまく表現した言葉だ。
 
もう、かなり前になるが、この季節に単独で比良登山をしたことがある。下山途中に暮れはじめ、たまたま懐中電灯を持ってなかったので大変怖かった思いがある。ハイキングなどで野山を歩くときは特に注意が必要だ。
 
ところで、最近の若者は「つるべ」を知らない者が多いのではなかろうか。「つるべ」とは、井戸で水を汲むため降ろされる桶のことだが、我々が子供のころはよく見かけた光景だ。漢字では「釣瓶」と書くが、この字を見ると落語家の笑福亭鶴瓶を想像する人も多いのではなかろうか。
 
確かに、笑福亭鶴瓶は人気者だ。僕も、NHKテレビの「鶴瓶の家族に乾杯」はよく観るが楽しい番組だ。彼の落語を聞く機会は少ないが、矢張り楽しませてくれるのであろう。