衆議院、年内解散はあるか
永田町では衆議院解散風が吹いている。自民党幹部の間では「常に戦場という心構えで準備を始める方がいい」とか、「どうなるかわからないが自分の選挙区内を歩くことが大事だ」といった声が聞こえてくる。
23日に投開票が行われた東京10区と福岡6区の補欠選挙はともに自民党が勝った。今回の自民党2候補の勝利で解散風が強まり、安倍首相の背中を押すことになったのではなかろうか。
安倍首相にとつて12月はゲンがいい。過去2回の12月選挙で圧勝している。今年12月15日には、ロシアのプーチン大統領を招いて首脳会談が行われる。会談の結果、北方領土問題が進展すれば、一気に解散に向かうかもしれない。
年内解散で年明け早々の総選挙の可能性もある。菅官房長官は「解散風は偏西風みたいなもので1年中吹きっぱなしだ。」と講演等で語っているそうだが、風を静めるための発言のようにも聞こえる。
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