世界銀行
世界銀行は第二次世界大戦後の先進国の復興と発展途上国の開発の目的で、社会インフラ建設などの開発プロジェクトに長期資金の供給を行う機関として設立された。しかし、設立間もない世界銀行の資金力では先進諸国の復興プロジェクトには到底追い付かず、世界銀行は発展途上国の開発資金援助に特化した。
1950年代と1960年代の融資は大規模プロジェクトへの物が中心を占めていた。日本は1952年に世界銀行へ加盟した直後から借り入れが始まり、合計8億6000万ドルを借り入れ、東海道新幹線などのインフラの整備に充てられた。
やがて、日本の経済成長と共に投資適格国から卒業した。その後の日本は世界銀行純出資国となり、出資割合も経済の成長と共に急激に伸びて行った。1990年7月には世界銀行からの借金は全額返済することとなった。
現在、世界銀行の加盟国は189ヶ国だ。世界銀行の意思決定機関は、総務会である。各国は出資比率に基づき、保有する世界銀行株1株につき1票の投票権を持つ。もっとも票数が多いのはアメリカ合衆国で、日本、中国、ドイツ、イギリス、フランス、インド、ロシア、サウジアラビア、イタリアの順になっている。
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