かくれ里

木曜日, 1月 14, 2021

現在の朝鮮半島情勢

 

 朝鮮半島は日本にとつて重要な地域だと思う。しかし、年初から不穏な空気が立ち込めているようだ。

  北朝鮮は、朝鮮労働党の党大会でキム・ジョンウン氏が総書記に選出され、彼は演説で、「アメリカのバイデン新政権になってもアメリカの実態は変わらないだろう。最大の敵であるアメリカを制圧し屈服させる。」さらに、超大型核弾頭の生産を進めると強調している。

  韓国においても不穏な動きがある。元慰安婦が日本政府を訴えていた裁判で、ソウルの地方裁判所が日本­­政府に賠償を命じる判決を言い渡し、韓国政府もこの判決を尊重すると言っている。慰安婦問題はすでに解決済みというのが日本政府の立場だ。  

 菅総理大臣は、「断じて受け入れることはできない」と猛反発している。元々この裁判は、民間企業が対象だった。今回は日本政府に賠償を命じたという点で影響は極めて大きい。冷え切った日韓関係に水を浴びせた形の韓国だ。今年は日本の外交の力が問われる一年になりそうだ。