かくれ里

水曜日, 12月 30, 2020

スペースX社

 

今年は、人類がいかに脆弱な存在であるかを思い知らされる1年だったように思う。新型コロナウィルスが世界を大きく変え、これまでの当たり前がそうでなくなった。

  その一方、未来の技術にスポットが当たった年だったようにも感じる。はやぶさ2の大成功もそうだが、イーロン・マスク氏が火星への移住計画を目的にスペースX社を設立し、今年有人宇宙船打ち上げに成功した。

  以前イーロン・マスク氏は、人類が地球以外の惑星に脱出したくなる日が来るかもしれないと考えて「スターシップ計画」と呼ばれる巨大な宇宙船で火星に人類を送り込むという計画を発表したのも今回のようなパンデミックスを体験して頷ける。

  スペースX社が機体(ブースター)の再利用という技術を確立したことは宇宙開発の大革命だ。無傷で再着陸させる技術は非常に難しく、これまで誰も着手していなかった。しかし再利用ができれば、大幅なコストダウンができる。民間企業のスペースXだからできたのだろう。