かくれ里

日曜日, 5月 02, 2021

中国の宇宙ステーション

 

  日米欧ロが参加する国際宇宙ステーション(ISS)に中国は参加していない。ロシアも2025年以降にISSから離脱する意向を表明している。

 この度、中国が独自の宇宙ステーションの建設に着手したとのニュースだ。4月29日に基幹施設のロケットによる打ち上げに成功したとのことだ。今後さらにロケットを10回打ち上げ、宇宙ステーション「天空」を2022年に完成させる計画だ。

 集近平指導部は、2030年までに米国、ロシアと並ぶ「宇宙強国」になる構想を掲げている。中国のハイテク産業育成政策では宇宙開発を科学技術の研究開発の重点分野としている。

 米中対立は宇宙分野にも広がった。中国の宇宙開発は人民解放軍と表裏一体で、軍が宇宙開発を主導していると見られるので、今後の計画も国有の軍系企業などが宇宙ステーションの基幹設備を開発するのだろう。