トリチュームとは
処理水に残るトリチュームは三重水素のことで、自然界でも生まれる。トリチュームは 水として、水蒸気や雨水、海水、水道水、河川水の中に広く存在している。人間の体の中にもトリチュームが取り込まれているのだ。
国内外の原発や、使用済み核燃料の再処理工場からも、トリチュームは濃度や量を管理して出されており、震災前は毎年350兆ベクレル前後が海に放出されていた。
今回政府が決めた処理水の海洋放出による処分では、海水で薄めてトリチュームを基準を満たす濃度にして放出することになった。
国の放出基準は1リットルあたり6万ベクレル。福島第一ではこの基準の40分の1まで薄めるとしている。タンクに溜まった処理水を海水で薄めながら今後何十年もかけて流すことになるのだ。
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