かくれ里

木曜日, 7月 08, 2021

若松神社

 

我が家の近所に若松神社がある。住吉大社の旧摂社だった“止止呂支比売命神社”(とどろきひめのみことじんじゃ)が正式名だが、なぜ若松神社と呼ばれているのか知らなかったが、本日届いた冊子、「住吉っさん」を読んでわかった。

 平安末期から鎌倉初期に天皇・上皇だった後鳥羽院が、熊野詣の折に住吉に於いて歌会を催されたが、上皇を迎えるための若松御所を造営した場所が若松神社だったそうだ。そういえば、境内に後鳥羽天皇行宮跡の碑があったのを見たことがある。

 承久3(1221)年5月14日、後鳥羽上皇は朝廷の復権及び倒幕のために挙兵したが、鎌倉幕府軍に敗北し、隠岐島へ配流され、鳥羽院は都への帰還がかなわないまま隠岐島で崩御された。

 今年2月7日には、後鳥羽院の若松御所800年を記念して、若松神社において「後鳥羽院若松御所八百年記念祭」が行われた。