火星衛星探査計画(MMX)
JAXAは19日、火星衛星探査計画の役割についてオンラインによる記者説明会を開いた。この計画は、探査機により火星衛星フォボスとダイモスを観測。サンプル採取を行い、地球に帰還・回収を目指した研究開発をおこなう火星探査計画だ。
火星圏への飛行は極めて困難な飛行だ。火星到着まで約1年、火星圏で3年、帰還に1年の長期間の宇宙飛行に耐え、ミッション達成のために開発の技術に全力を尽くすとしている。
現在、2024年度の探査機打ち上げ、2029年度の試料回収を目指して研究開発が行われている。打ち上げにはH3ロケットを使用する。総開発費は464億円を見込んでいる。
探査機は、三菱電機が開発しているが、MMXの主要ミッションであるサンプリング技術の達成のためには、探査機を確実に着陸させることが必要だ。そのためにこれまでの開発実績を最大限活用して取り組むことのようだ。
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