線状降水帯
最近天気予報等で「線状降水帯」という言葉を聞くことが多い。これは気象庁の予報用語であり、積乱雲が線状に次々と発生、同じ場所を通過停滞して、特定の地域に長時間連続して雨が降り続く現象だ。
近年では、2013年8月の秋田・岩手、2014年8月の広島、2015年9月の関東・東北、2017年7月の九州北部、2018年7月の西日本などで豪雨による被害が出ている。今年6月にも北海道・東北で豪雨被害が発生している。
線状降水帯は日本全国で発生しているが、特に西日本(九州・中四国)に多い。現在のところ発生メカニズムは解明しきれていないが、次のように考えられている。
多量の湿った空気が上空に持ち上げられ積乱雲が発生発達する。上空の強い風により積乱雲が風下側に移動して帯状に並ぶ。このメカニズムが持続すると、線状降水帯は長時間にわたってほぼ同じ場所に停滞することになり結果として多量の雨を降らすことになる。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home