かくれ里

火曜日, 7月 01, 2025

半夏生

 

早くも7月になって、一年の半分が過ぎた。今年は6月中に梅雨が明けた。雨の少ない年である。関西地方の天気予報は、ずっと晴マークが続いている。 

今日は“雑節”の「半夏生」だ。夏至から数えて11日目ごろとされている。この日は農家にとっては大切な節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間を休みとする地方もあるようだ。 

関西地方の一部の地域では、半夏生の日にタコを食べる風習がある。農作物がタコの吸盤のように大地にはいつき、しっかりと根付くようにとの願いのようである。 

半夏生という植物があって、この植物の葉が名前通り半分白くなって化粧をしている様子からこの名前が付けられた。別名カタシログサと呼ばれることもある。高さ50~100cmほどに成長し、夏季を過ぎたころに長さ10~15cmの穂状の花を付ける。開花期にはドクダミに似た匂いを出す。