自衛隊による熊退治
クマによる人身被害が相次いでいる。秋田県では自衛隊の出動を要請することになった。しかし、この出動は災害派遣であり、有害鳥獣駆除ではない。自衛隊は狩猟権を持たず、クマを撃ち殺すことは法律上できないのだ。
自衛隊が担うのは、危険地帯の警戒やワナ設置の補助、捕獲後の搬送といった作業であり、被害の後始末のための出動である。
一方で、クマの出没増加には餌不足が原因とされるが、ヒグマの個体数が増加しているほか、森林と住宅地の境界が曖昧になったことが、出没増の主因とみられている。
さらに、放置農地や果樹園、生ごみ置き場など、人間が生み出した“餌場”に依存する個体も増えている。要するに社会が熊を呼び寄せているのではなかろうか。



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