かくれ里

火曜日, 4月 03, 2007

二上山のさくら


 二上山は大阪府と奈良県の境にあって、大阪側から見ると、ちょうどらくだの背のような形をしている。左が雄岳(517m)で、右が雌岳(472m)で、どちらも金剛生駒国定公園に含まれています。登山道沿いには奈良時代の石窟寺院跡や、悲劇の皇子・大津皇子墓などの史跡があります。

 万葉集には「うつそみの 人なるわれや明日よりは 二上山(ふたかみやま)をいろせとわが見む」と、皇子の死を悲しんで詠まれた大津皇子の姉君、大来皇女の歌もあります。

 山頂からは奈良盆地・河内平野はもとより、遠く大阪湾を隔てて淡路島や関空・六甲等が一望できます。雌岳山頂近くの登山道の道沿いや、雌岳の頂上にはヤマザクラの花が咲き誇ります。

 毎年この季節に二上登山を試みているが、満開の時期と合致することが少ない。今年も4月8日の日曜日に行こうと思っているのだが、はたして満開のヤマザクラに出会うことができるだろうか。