青春
松下幸之助氏は僕の最も尊敬する人物である。本棚には氏の著書が何冊も並んである。しかし、全部は読んでいない。先日、その中から一冊を取り出して読み返した。
本の題名は「若さに贈る」で、もう40年以上も前に書かれたものであって、氏が70歳の頃と思われる。その本の冒頭に添付したような言葉が書かれてあった。松下幸之助氏はこの言葉を座右の銘としていたそうである。そして、色紙に書いて全国のナショナルの店に贈ったと、記述されていた。そう言えば何処かで見かけたような気がする。
『青春とは心の若さである 信念と希望にあふれ勇気にみちて日に新たな活動をつづけるかぎり 青春は永遠にその人のものである』 僕も、70歳近くなった今、この言葉には大きな感銘を覚える。
肉体が年々歳をとっていく事は避けられない。青春は再び訪れることは無い。しかし精神はいくら歳を重ねようとも、青年のときと同じように若々しくありたいと思う。
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