大震災

　阪神淡路大震災から１３年目の今日、各地では鎮魂の行事が行われている。この日、僕は大きな揺れで目が覚めた。部屋中を見渡したが異常がない。早速テレビのスイッチを入れると、阪神高速の橋桁が崩れている。『これはただ事ではない』と思って、テレビに釘付けになっていたのを覚えている。

　数日後、尼崎の知人の処へ見舞いに行ったが、改めて被害の大きさに驚いた。結局６０００人以上の死者を出す大惨事になったわけだが、早いものであれから１３年も経つのだ。この年はサリン事件などもあって、世の中は混沌とした時代だった。

　この前年、三ヶ月をかけて大規模な店舗改装をして、やる気満々の僕だったが、何だか出足をくじかれた様な気がしていた。そんな時に、腰の骨を圧迫骨折する事故にあったりして、商売に対する考えが変わった。その後、娘の結婚、そして孫の誕生などがあって益々消極的になって行ったが、現在の商環境を考えると、結果的にはその方が良かったと思っている。

　１０年一昔というが、１３年の間にはいろんなことがあった。内閣は何回変わっただろうか。まもなく通常国会が始まる。福田総理も忙しいことだ。総理大臣なんかにはなりたくない（絶対になれないけど・・・・・）。　これからは、好きなことを続けていければ最高の幸せと思う。それには、今の健康を維持することだとつくづく思う。