かくれ里

水曜日, 1月 30, 2013

船井電機


船井電機が、オランダのフィリップスの関連会社を180億円で取得するそうだ。船井電機と言えば大手家電メーカーの下請け会社だと思っていた。一方フィリップスは世界でトップクラスの家電大手である。
 
船井電機は1661年に設立された会社で、電気機械器具の製造販売を主たる事業として営んでいる。本社は大阪大東市にあって、子会社は31社ある。従業員は全体で約4000人。ここ最近の時価総額は352億円ぐらいだ。
 
船井は、海外では知名度があるようだ。連結売上の約7割を北米市場で稼いでいる。フィリップスから事業を引き継ぐことによって、手薄だった欧州などの販路の拡大が期待されている。
 
国内の家電大手各社が苦しんでいる中で、下請け会社だった船井の活躍は注目に値する。船井もここ数年は赤字に転落しているがその額は小さい。企業があまりに巨大化すると小回りがきかなくなるのだろうか。