こだまでしょうか
先日、ある雑誌で、金子みすゞの詩が歌曲になったと言う広告を見た。「こだまでしょうか」という題名のCDで、9月25日発売との事だったのでAmazonに予約を入れておいたら昨日届いた。
作曲は新垣壬敏、バリトン歌手の北村哲朗の歌う歌曲集だ。全24曲のうち、金子みすゞの詩は、「こだまでしょうか」「あさがお」「土と草」「はちと神様」「わたしと小鳥とすずと」の5曲だけだったが、素晴らしい歌曲に仕上がっていた。
ところで、一昨年あたりから金子みすずの詩がブームになっているそうだ。東北関東大震災後、連日ACジャパン(旧・公共広告機構)のCMが流されたが、そこで使われた「こだまでしょうか」が注目を集め、金子みすゞの詩集が品切れになるほど売れているらしい。
明治36年生まれで、26年の短い生涯を終えた金子みすゞだが、「幻の童謡詩人」として、埋もれたままになっていた作品を、現在「金子みすゞ記念館」館長の矢崎節夫氏の尽力で世に送り出されることになった。
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