ナズナ
ナズナは春の七草の一つで、若苗を食用にする。かっては、冬季の貴重な野菜だったらしい。また、民間薬としても用いられていた。江戸時代には束ねて行灯の下に吊るし、虫よけのまじないにする習慣があったと書かれている。
この草は、ぺんぺん草と言う別名で良く知られている。花の下に付いている果実の形が、三味線の撥(ばち)に似ているからのようだ。
ナズナはどこにでもある雑草で、「ぺんぺん草が生える」と言って、ナズナが、荒廃した土壌でも生育するからのようだ。転じて「ぺんぺん草も生えない」と言われると、何も残っていない状態を揶揄した様を表現する。
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