アサギマダラ
朝のラジオ放送でアサギマダラのことを話していた。アサギマダラは渡りをする蝶として有名だ。大阪市内でも時々見かけることがあるが、この蝶の生体の事は何も知らない。ラジオでは、愛媛県の人が同じ日に白山の山麓でマーキングされた蝶を二匹捕まえたと言っていた。こんなことは非常に珍しいらしい。
面白そうなのでネットを検索してみた。アサギマダラネットというサイトがあって、お互い情報をやり取りしているようだ。アサギマダラネットの主な活動は、インターネットやパソコンを通じてアサギマダラの移動に関する情報を収集する。各地で独自に行われているマーキング調査をサポートする。
アサギマダラはなぜ渡りをするのか謎だ。春から夏にかけて本州などの涼しい高原地帯を繁殖地とし、秋、気温の低下と共に南へ移動を開始する。遠くは九州や沖縄、さらには台湾までも海を越えて大移動する。
台湾で確認した日本でマーキングされた個体は2100km飛翔した計算になるそうだ。冬の間は暖かい南の島の洞窟で過ごし、新たに繁殖した世代の蝶が北上し、本州などの高原地帯に戻る生活のサイクルを守っているとのことだ。
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