かくれ里

木曜日, 11月 13, 2014

ソニーの復活はあるのか



かって、ウオークマンで一世を風靡し、プレーステーションでゲームに熱中させたソニーは一体どこへ行ったのだろうか。パナソニックもシャープも黒字転換して危機から脱出したのに、ソニーだけは相変わらず泥沼から抜け出せないでいる。
 
ソニーの誤算は、中国が未来市場だと信じたことだ。期待していたスマートフォン部門で大惨敗してしまった。中国はソニーの様な高級で高価格な商品を売って儲ける市場ではなかったのだ。
 
中国のモバイル市場は、中国企業の大進撃で、巨人サムスンでさえ蹴散らされているのだから。もはやソニーの入るすきがなくなった。
 
ソニーの業績を見る限り、短期間のうちに黒字に転換できるとは考えにくい。ソニーの部門収益を見ると、金融部門が稼ぎ頭でモバイルが大幅赤字という構造だ。今後は日本市場で生き残る以外に方策がないのではなかろうか。