キューバ共和国
カリブ海に浮かぶ赤い島と形容されることもあるキューバは、人口1100万人余りの島国だ。1959年のキューバ革命でカストロ政権が樹立し、現在に至るまでアメリカ大陸で唯一の社会主義国家として存続している。フロリダ海峡を隔てて145km先にアメリカ合衆国のフロリダ州がある。
アメリカ合衆国からはテロ支援国家と指定されており国交がない状態だ。しかし、両国は2013年ごろから舞台裏での交渉を開始し始め、今回パナマで行われた米州首脳会議の会場で、オバマ大統領とラウル・カストロ議長との59年ぶりの首脳会談が行われ、国交正常化に向けて話し合われた。
日本との関係は、1929年に国交を樹立しているが太平洋戦争で断絶した。1952年11月、サンフランシスコ講和条約締結に伴い国交回復している。日本はキューバに対し好感を抱いており、音楽やスポーツを通じた民間交流も盛んである。
公用語はスペイン語であるが、観光業に力を入れていること、教育の普及率が高い事などから都市部などでは英語が通じるそうだ。宗教は原則として自由で、無信教者が人口の55%にまで達している。キューバで多いのはカトリックだが、社会主義国としては珍しく日本発祥の創価学会が存在しているそうだ。
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