かくれ里

土曜日, 7月 23, 2016

トランプ大統領の登場?


11月のアメリカ大統領選を前に、共和党大会で大統領候補にトランプ氏が指名を受けた。トランプ氏の掲げるアメリカ一国主義は共和党主流の思想とは相いれないが、アメリカの底辺部に浸透している右翼化の潮流に支持されている。

共和党主流派とは、主としてウオール街の金融資本家を言い、アメリカの金融資本が世界で活動できる環境を整備する役目を担ってきた。

それに対するトランプ氏の掲げるアメリカ一国主義は、①移動の自由の制限 ②安価な労働者の使用の制限 ③安全保障戦略の見直し ④難民対策に対する敵意 ⑤保護貿易主義だ。

もし、トランプ氏が大統領になれば「アメリカ以外のことには関心を持たない」と宣言するだろう。日米の安保体制に大きな影響があるのは確かだ。25日から民主党大会が開かれ、大統領候補にはクリントン氏が選ばれるだろう。11月の本選挙では果たしていずれの候補がアメリカの大統領になるのだろうか。日本にとっては大いに気になるところだ。