かくれ里

木曜日, 9月 22, 2016

寄生植物

 

 他の植物に寄生し栄養分を吸収して生育する植物を寄生植物という。寄生根と呼ばれる特殊化した根で、相手植物の組織と結合して栄養分を吸収する。

山歩きの折に時々見かけることがあるギンリョウソウは、葉緑素を持たず光合成しないため真っ白だ。ユウレイソウ等と呼はれることもある。

本日9月22日の誕生日の花のナンバンギセルも寄生植物だ。イネ、ススキ、サトウキビなどの根に寄生して、寄主または宿主の成長を阻害する。陸稲にナンバンギセルが寄生することでイネの収量が減少することもある。一方ススキなどの雑草の成長を阻害するため、除草効果もある。

木の幹や枝の上で発芽して、そのまま寄生するヤドリギ科に属する半寄生の植物もある。香木として有名なビャクダンも半寄生の植物である