消費の二極化
日本の国内総生産GDPはここ1年余りプラス成長が続いている。安倍政権が進めるアベノニミクスでは、財政や金融政策を通じて企業業績を上向かせ、賃金を上昇させて消費を活発にし、物価を上昇させて企業の業績アップを狙っている。
しかし、実際には賃金は緩やかに上昇しているにもかかわらず消費の回復は思わしくない。この背景にはこれまで長いデフレが続いてきたため将来に対しての不安が根強く残っていることがあるのだろう。
統計によると株価の上昇を受けて高額所得者の消費が拡大したことと、新車や家電などの販売が好調だった半面、子育て世帯や高齢者の消費は回復していない。いわゆる消費の二極化が進んでいるのではないかと指摘されている。
すべての人が、景気回復の実感を感じられる政策を打ち出し、消費の力強さを取り戻す必要があると言われている。しかし、僕個人の考えでは、消費者物価は安いに越したことはないと思っている。二極化があってもよいのではなかろうか。
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